マンション管理人Kの日々

賃貸マンション・不動産管理を行うKの日記です

北風小僧の寒太郎

その昔、みんなのうたでよく掛かっていた、北風小僧の寒太郎~♪

学校の給食の時なんかに流れてましたかねぇ。

そんな事いうと、年がバレそうですが、、。

最近知ったんですが、歌っていたのは堺正章、なんとマチャアキだったんですね。

子供ながらに、なんでこんなのがどんどん流れるのか良く分からなかったんですが、、

そこにはグループサウンズで一斉を風靡した大御所の大人な事情があったのかも知れません、、(・´艸`・)

しかし、久し振りに聞いたその歌声は、マチャアキ、声、若っ!

て、感じでした。

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さて、寒波がやってくると、雪国の人は雪下ろしなどで大変でしょうが、

管理人としては、凍結で右往左往することになります。

具体的には、、、

 

給湯器!

 

いつもはポカポカお湯を出してくれる、便利な給湯器ですが、アイツがやってくると、

凶悪化して逆襲を掛けてくるのです。

 

恐ろしいのは凍結です。

管理人は、阪神間、主に管理物件は神戸エリアですが、神戸は六甲おろしが寒い!

JR六甲道駅と、阪急六甲駅は、徒歩では10分ほどですが、気温は2度ほど違うイメージです。

冬場、六甲道界隈で雨でも、阪急六甲に行くとみぞれや雪に変わる事もよくあります。

 

下の方では問題なくても、上の方にいくと、凍結も起こりやすくなります。

 

普段温暖(といわれる)阪神間でも、大寒波がやってくると給湯器の中で水が凍ってしまいます。

寒冷地では当たり前の事でしょうが、普段慣れていないこのエリアに住む人間にとっては、

想像すらしていない事象です。

 

で、実際にお住まいの場合はあまり問題がないのですが、問題なのは入居者のいない空室です。

お住まいの場合は、通常電気のブレーカーを上げて生活するはずですから、これで凍結予防のヒーターが働きます。

しかし、空室では電気のブレーカーは当然下がっています。凍結予防のヒーターが働かないため、給湯器の近辺で水が凍ります。

水が凍ると体積は1.1倍になります。この力は相当なもので、水道管を破裂させてしまいます。

 

去年の寒波が来たときは、3箇所の給湯器が凍結による破裂。1箇所で、店舗で使っていた露出の水道管が破裂しました(普段慣れてないので、夜間チョロチョロ水を出すといったことをせずに帰ってしまった)。

 

気温が一番下がる夜明け頃、おそらく凍結して破裂するのですが、

それが午後になって氷が溶けると、破裂や亀裂の入ったところに水道の圧が掛かりますから、大量の水が流れ出します。

 

近隣の方から電話が入り、

「水がエライ勢いで溢れてるんですけど~」

と、教えていただいて、元栓を閉めに走ったり、修理に走ることになります。

 

しかし困ったことに、同じ事があちこちで起こるので、水道屋さんもすぐには行けません。電話を入れても、、

「一杯でねぇ、明後日なら回れるかな、、」

なんて言われます。

 

空室なので、元栓を閉めれば、取り敢えずの流水は止まりますが、それに走り回らなければなりません。

オーナーさんも出費が嵩みます。

 

それを防ぐためにも、ブレーカーを上げて給湯器に電気を供給(凍結予防ヒーターを入れます)。

元栓を閉めて、給湯器の水抜きをするか、室内のお湯の栓を少し開けてやる。

 

こうすれば凍って体積が増えても、逃げ道があるので、破裂は免れます。

 

これが凍結破裂予防の方法だそうです(給湯器の設備屋さんに教えていただきました)。

 

ということで、北風小僧の寒太郎の声が聞こえてくると、管理人Kは走り回る羽目になります。

 

憎いアイツがやってきます、、。